エアゾールとは
『噴射剤をもって内容物を外部に噴射させる機構を言います』
少し解りやすく説明すると・・・
噴射剤(LPGや窒素など)を使って内容物(ヘアスプレーの樹脂やガラスクリーナの活性剤)を噴射させることができるものをエアゾールと呼びます。
ということは、噴射剤だけで内容物が無いような商品(空気入れや携帯酸素など)は、実はこれエアゾールとは呼ばないのです。
ではなんと呼ぶのでしょうか?
正しくは「ボンベ」と呼びます。
エアゾールとはあくまでも噴射剤を使って内容物を外へ噴射することがでなければならないのです。
エアゾールはご存知の通り、ガスの入った密閉容器に入っています。
容器の材質にはPET(樹脂)やガラスを使用した特殊な商品もありますが、アルミ・ブリキの金属容器が一般的に使用されています。
金属容器だからこそ、
1.中がみえない・・・紫外線による劣化がない
2.中がみえない・・・分離した内容物が見えない
3.蒸発しない ・・・溶剤や水分が揮発しない
などの利点があるのです。
また、一般的な噴射形態の霧状噴射では、塗布面に対して「薄く・広く・均一に」噴射できるのが大きな特徴です。
スプレー(エアゾール)の危険な点は間違った使い方をすると、爆発する可能性があることです。
焚き火に竹や栗を入れるとパンパーンとはじけて飛び出しますよね。
エアゾールも同じなのです。
密閉されたものは熱せられると内圧が上がり、硬い殻が破れるときに弾けるのです。エアゾールは弾けた時に噴射ガスに引火するから危険が増大するのです。
冬に、缶を手に持つと冷たいからといって、お鍋で暖めていたら破裂したなど、意外と良くある話です。
また、夏場の炎天下に自動車のダッシュボードにガラスクリーナーを置いていて、破裂してフロントガラスが割れたというのも毎年報告されています。
つまり、無茶をしなければ安全で快適に使えるスグレモノといえるでしょう。
今後も知って納得のスプレーの知識を後悔していく予定です。